『夢への扉』授業で開催!

2024年6月28日(金)

母校である東和中学校で、キャリア教育『夢への扉』を開催しました!

2023年12月に東和町土沢振興センターで開催した『夢への扉~大人になった東和っこ達とのふれ合いトークイベント2023~』から、わずか半年。今回は、校長先生から直々にオファーをいただき、東和中学校での総合学習の時間にキャリア教育として開催させていただきました。

集まった大人の皆さんは、年齢も職業も住んでいる場所も様々。ただ一つ、共通しているのが「東和町にゆかりのある大人」であること。

2023年12月。東和町にゆかりのある大人たちから直接大人になるまでの過程や経験を聞くことで、将来について少しでも考えるきっかけを作りたい。いろんな世界があるということを、知ってほしいという思いから、同級生達と「東和っこ企画」を立ち上げ、『夢への扉』を企画しました。

私が中学生の時は、働くことなんて考えたこともなかったし、何を勉強したいとか、将来何になりたいとか、全く想像もできませんでした。大人になった今、どうして将来のことを考えられなかったのかと、ふと考えたとき、世の中にどんな職業があるのか、どんな勉強をするとどんな道に進めるのか、知らなかったからなのだと思ったのです。

だからこそ、直接大人と話せる機会を作ることは、子ども達のために必要だと思いました。

「職業講話」という授業は、世の中で割と浸透してきているのかなと思います。実際、私も講師として授業に登壇したこともあります。

でも、「講話」というと、「話しを聞く」受け身体制になりがちで、なかなか子どもたちの心に響かないのでは?と感じました。『夢への扉』では、少人数制で対話を目的としているので、質問もしやすく話しやすい環境となっています。

授業当日までに、沢山質問を考えてきてくれた生徒たち。登壇する大人たちの方が緊張していました(笑)

第一部トークセッションでは、6名の大人のお話を聞きました。

生徒たちから、事前アンケートにより質問を聞いていたので、大人目線ではなく、あくまで生徒たちが聞いてみたいことを質問する時間にしました。一人一人のお話しを、食い入るように聞く生徒たち。大人の皆さんの話しを聞いて、私も感動でした!

ファシリテーターは、同級生の中川礼子さん。ハキハキと聞きやすい声で、素晴らしい司会でした!

前回に引き続き、総合司会をお願いして本当に良かった~♪

第二部ふれあいトークでは、小グループに分けて直接大人とお話しをする時間にしました。

事前に、どんな大人が来るかリストを作成して渡していたので、みんな事前に沢山聞きたいことを用意してくれていたみたい。どのグループも、盛り上がって沢山話していたのが印象的でした。中でも、理容師さんはマネキンを用意してヘアカットの体験をしたり、消防士さんは実際の消防服を着る体験を提供していたり、それぞれが、自分の職について触れていただく機会を用意してくれていたのに感動!

最後は、グループに分かれて感想シェアタイム。

今日の大人の話しを聞いて、どう思ったのか、何を感じたのか。

話しをした大人達へ、フィードバックする時間を設けました。自分の感じた思いを伝えることって大事!

話した大人たちも、感動していました。

この、『夢への扉』は、私の同級生による【東和っこ企画】のメンバーで企画・運営をしています。みんながこの日のために沢山の時間を使って準備してきたし、当日急遽参加の同級生が駆けつけてくれたり、参加できなくても準備段階で手伝ってくれたり、本当にみんなで協力し合って作り上げた授業だったと思います。

今回の授業は、子供たちの視野を広くすることが目的でした。

でも、いざ開催してみたら、私たち大人の方が胸いっぱいになった熱い授業だったと思います。

そして何より、協力していただいた大人の皆さんには、本当に感謝しかありません。

この『夢への扉』は、子供たちのためにと始めた企画でしたが、やってみたら、大人たちにも沢山のメリットがありました。

一つ目は、同級生達との絆が深まり故郷での人脈が増えたこと。

二つ目は、大人たちが生徒たちへ自分のキャリアや仕事への思いを語ることで、人生を振り返り今の自分を見つめ直す時間を取ることに繋がったこと。

三つ目は、授業2コマ分の時間を丸っと私たちに託して頂くことで、先生方の働き方改革にも貢献できたこと。

特に三つ目は、先生方から感謝のお言葉をいただいて気が付いた点になります。

確かに、これだけの大人(スタッフ入れて30名近く)を集めて授業を企画しようと思ったら、先生方も多くの時間を費やすことになると思います。ましてや『夢への扉』は、市外だけでなく県外で働く大人も集めていますので、もし学校側で開催となると難しい部分もあったかもしれません。

開催した私たち「東和っこ企画」のメンバーも、先生方からのお言葉に、胸が熱くなりました。

!!「TOWA」!!

そういえば・・・

ここからは学校側へのみ提供していたことですが、今回の授業を通して、生徒たちからのアンケート結果を集計して考察を交えてレポートを提出させていただいております。また、生徒たちには、授業内容を写真やコメント付きの記事にして渡しています。

学校側では、授業を通して生徒たちがどう感じたのかをフィードバックすることで、今後の進路や授業に活かして戴ければと思います。

生徒たちへ配布した記事では、今回の授業を忘れないためのエビデンスとして、また、参加できなかった生徒たちや親御さんへの共有資料として使用していただければと思います。

沢山の学びと気づきがあった今回の『夢への扉』ですが、また来年、開催できることを願って「東和っこ企画」のメンバーと共に、今後も活動を続けていきたいと思います!

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